Kaara's Eye

2018年 10月 01日 ( 1 )

* 停電

f0330764_05144823.jpg


吹き返しの風が

嵐が去ったことを知らせる。


ロウソクの火を見つめながら

9月を見送った。


“もういいじゃないか”

繰り返し言い聞かせるように

木々の葉が擦れあっていた。



はじめからずっと不安だった。



溶けながら燃えながら

揺れ続けるロウソクの火。 



怖ければ怖いほど強がる悪い癖。



どんなわたしを見せてもいい場所を

ずっと探して来たのだった。



風が静まり

虫の音が再び

あたりを覆いつくしても

ロウソクの灯は揺れ続ける。



朝が来ても

新しくうまれない。



また心の一箇所を

鈍感にするだけ。



揺らぎに

優しく包まれた夜。



“ もういいじゃないか ”



窓ガラスの向こうで

木の葉が

白く浮かび上がる。



少し眠ろう…




























[PR]
by kaara17 | 2018-10-01 04:04 | ひとりごと | Comments(2)